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AMPKとガンに対する有効性

AMPKとは

“AMPK”という単語を聞いたことがありますか?

“AMPK”は、日本語では、“AMP活性化プロテインキナーゼ”の略語で、英語では、“AMP-activated protein kinase”、あるいは”Adenosine monophosphate-activated protein kinase”が正式な名前の酵素です。

このAMPKは、“キナーゼ”と呼ばれる酵素の仲間です。この酵素は、リン酸の転移に絡んだエネルギー獲得に関与した反応に関与しています。英語では、”カイネース”と発音しますので、日本の研究者でもそのように呼ぶ研究者が増えてきています。”AMPK”を“エーエムピーケー”と呼んでも良いですが、“しばらく前に流行った何とかペンの仲間ですか?”ともなりかねません。“アンプカイネース”と呼ぶと、“この人はわかっているな!”と思われるかもしれません。

そもそも”AMP”とは何でしょう?

AMPを理解するためには、ATPやADPについて予備知識が必要です。
ATP(アデノシン三リン酸)は、“生体のエネルギー通貨”として重要な物質です。ATPからADP(アデノシン二リン酸)に変換される時にエネルギーが産生されます。さらには、ADPからAMP(アデノシン一リン酸)に変換される時にまたエネルギーが産生されます。
すなわち、生体はエネルギーが必要な時、ATPに蓄えたエネルギーを使い、ATPはAMPになるのです。

色々な活動にエネルギーを使うと、ATPが減少し、AMPが増えてきます。ATPの減少を感知して、活性化され、ATPのレベルを回復させるように代謝を調節しているのが、“AMPK”なのです。
つまり、AMPKは、細胞内のエネルギーセンサーで、一番重要なマスタースイッチとしての役割を果たしています。
このAMPKは、カロリー制限、運動、低グルコース、低酸素、虚血のような細胞内のATP供給が枯渇するような状況で、AMPの増加に反応して活性化されるのです。

次のセクションで、もう少し詳しく見て行きましょう!

AMPK : エネルギー代謝のマスタースイッチ

ATPは“生体のエネルギー通貨”です。

皆さんは、お財布の中のお金が少なくなった時にどうしますか? 
銀行に預けてあったお金を下ろすことで手持ちのお金を増やすとともに、無駄な買い物をしないでなるべくお金を使わないとかをしますね。会社の経営で言えば、営業に力を入れて商品の売り上げを上げる努力をする一方、設備投資などを抑えるなどで出費を節約するかと思います。生体の場合もこれと全く同じで、エネルギーの産生を増やす一方で、エネルギーの消費を抑えているのです。この指揮をとっているのが他ならぬ”AMPK”なのです。

改めて、この酵素の重要性が理解されたことと思います。

運動、低酸素などでエネルギーを使う→ATP→AMP→AMPKの活性化 エネルギー産生 エネルギー消費

AMPKが減ると

この重要なAMPKが減って、うまく働かなかったら生体にとって大変なことになります。
AMPKが活性化しないと、蓄えていたエネルギーを有効に使えなくなってしまいますので、脂質や糖などのバランスが崩れ、様々な病気になってしまう危険があります。
脂質が増えれば、血中のコレステロールやグリセリドの濃度が上がり、血管に悪影響を与え、動脈硬化につながるかもしれません。皮下脂肪も増えてお腹周りが増えたり、体重が増えたりするかもしれません。
血中の糖分が増えれば、血糖値が上昇し、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの効きが悪くなり、さらには糖尿病につながるかもしれません。異常やダメージを受けたタンパク質が増えてくれば、アルツハイマー病やパーキンソン病といった神経退縮性疾患になるかもしれません。

AMPKを活性化する方法

AMPKがうまく働かないと様々な問題が出てくることが心配されます。では、AMPKを活性化する方法にはどんなものがあるのでしょうか?
 これまでに知られている方法は以下の4つがあります。

  • 運動
    日常の運動はエネルギーを使う方向なので運動で消費されたエネルギーを補給するためにAMPKが活性化されるが、この働きは加齢で低下する。
  • カロリー制限
    食事量を減らすとさらにエネルギーが必要であるとセンサーに認知され、AMPKが活性化される。
  • メルフォルミン(ビグアナイド系糖尿病治療薬)
    ll型糖尿病患者に処方される糖尿病治療薬で、上昇したブドウ糖濃度を下げる。消化器不良の副作用も報告されている。
  • 植物抽出物
    漢方のGynostemma pentaphyllum(アマチャヅル)とローズヒップ由来のtrans-tiliroside(アシル化フラボノール配糖体)は、ブドウ糖濃度を下げる強力な作用を示し、メルフォルミンより強くAMPKを活性化する。

AMPKは様々な面で有用

AMPKは、マスタースイッチであり、この大元のスイッチがうまく働けば、様々な面で役に立つと考えられます。細胞や動物を使った研究が精力的に進められており、AMPK活性化の具体的な効果が明らかになりつつあります。

コレステロール合成抑制 ミトコンドリア保護 虚血耐性 酸素ラディカル抑制 No合成促進 オートファジー促進 抗動脈硬化 糖新生抑制 糖分解促進 酸化脂肪酸消去

ガンに対する有効性も期待

今や国民の二人に一人はガンになると言われている時代で、ガンは人ごとではなくなっています。抗がん剤や放射線による治療が行われていますが、副作用により、QOLが大幅に低下してしまい、大きな問題となっています。AMPKがガンの予防や治療に有効だったらと大きく期待されます。

AMPKを活性化する新原料

ドクターズチィスでは、AMPK活性化の新原料を開発しています。
食後血糖値の上昇を抑えたり、進行したガン患者のQOLを向上させたりすることがわかってきています。又、動物の実験から様々な有用性が示されつつあります。
ご興味のある方はお問い合わせください。

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