MAAs(マース):マイコスポリン様アミノ酸

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MAAs(マース):マイコスポリン様アミノ酸

MAAs(マース):マイコスポリン様アミノ酸とは?

MAAsとは、紫外線を遮るものがない「水中」という過酷な環境下で生きる水生生物が有害な紫外線から体を守るために体内に蓄えている、身を守る鎧のような天然の紫外線防御成分です。
ハリやうるおいをサポートし、さらに分子量が非常に小さく肌に浸透*²しやすい特長も併せ持った、高い保温力を持つ天然のうるおい成分です。
世界の経済誌や自然科学雑誌にMAAs*¹に関する論文が掲載されており、世界中でも研究されている素材といえます。

※1 マイコスポリン様アミノ酸(ラン藻エキス〈保湿成分〉) ※2 角質層まで

手の写真

UV対策のために、日焼け止めクリームなどを利用される方が多いですが、日焼け止め効果の強いものほど、お肌の乾燥や肌荒れの原因になる心配があります。

シミ予防のための行為が、逆にシミの原因となることも…
さらに怖い「発ガン性」の心配も…

そこで注目される植物や魚に含有される成分 ”MAAs(マース)”

☑️ 菌類から発見されたマイコスポリンという物質に構造がよく似ている事に由来するアミノ酸の一種
☑️ 様々な生物群から約20種類が知られている
☑️ 有害な紫外線から身体を守るために生物が蓄える“天然の紫外線防御物質”

THE WALL STREET JOURNAL掲載記事の一部を引用

海のイメージ写真

~スウェーデン、スペイン、そしてオーストラリアの科学者で構成する研究チームは、マイコスポリン(ミコスポリン)という有機化合物を使った。この化合物は、オーストラリアのグレートバリアリーフに生息する魚類が生み出しているもので、魚類の目や組織が日光による被害を受けないようにする効果を持っている。~

~マイコスポリンをベースとした日焼け止め製品ができれば、それは現在販売されている多くの合成製品に勝る利点があるだろう、とブローン博士は述べた。同博士は「これら合成製品の化学物質は必ずしも環境にやさしくない。中には環境にやさしくない化学的な手法で生み出される化学有機化合物もあるからだ。加えて、日常的に使うと、人間にとって長期的に健康に影響が出る恐れがある」と言う。~

このように多くの企業から注目された紫外線対策素材であったMAAsですが、同時に抽出が難しい成分でもありました。
農水省が実施した実験においても、ホタテガイの卵巣から乾燥重量でわずか1%さえも採取出来ないほどでした。

ドクターズチョイスでは、研究を重ねた結果、独自の製法により高濃度でのMAAs(マース)抽出に成功。
お肌に一切負担をかけない『天然オーガニック日焼け止め』として、化粧品への配合を可能にしたのです。

MAAs(マース):マイコスポリン様アミノ酸の機能性

1.UVカット作用

UV(紫外線)のリスク

加齢老化より怖い“光老化”

日焼けやシミ、ソバカスの原因・・だけではなく!
シワ、乾燥、肌荒れ、くすみ、キメの乱れ、ゴワツキなどの肌トラブル、皮膚ガンの原因につながる。
特に肌に届く紫外線のおよそ9割を占めるUV-Aは肌の深部へも届くため、深いシワを刻み込む原因に。

UV(紫外線)のリスクは

UVの図

【UV-A】(400–315 nm)
肌に届く紫外線のおよそ9割を占める。雲や窓からも通過し、真皮まで到達するのが特徴。シミ以外に深いシワ、たるみの原因となる。
防ぐ効果は「PA」で表示。
例)PA++++

【UV-B】(315~280nm)
屋外での日焼け原因となる。シミ以外にソバカス、乾燥の原因となる。防ぐ効果は「SPF」で表示される。
例)SPF50+

MAAs(マース)のUVカット作用

分析試験機関による調査によると、MAAs(マース)には高いUV-A、UV-Bの吸収能が見られました。

グラフ
グラフ

2.線維芽細胞増殖・活性化作用

線維芽細胞とは

線維芽細胞とは

皮膚の機能を保つうえで最も重要な細胞。
紫外線によって、この線維芽細胞は委縮してしまいます。

線維芽細胞増殖促進試験(WST-8 assay)

【方法】ヒト線維芽細胞を使用。被験物質存在下で細胞を24時間培養した。
【結果】細胞数が有意に上昇、MAAs(マース)による細胞増殖促進効果が認められた。

線維芽細胞観察像

3.抗酸化作用

紫外線による肌への影響
紫外線や化学物質の影響で皮膚に活性酸素が発生
皮膚の脂質が酸化
しみを生む温床となる過酸化脂質の生成 さらに、線維組織やコラーゲンも酸化
お肌の瑞々しさが失われ、シワの元に

抗酸化機能試験

Antioxidant properties and UV absorbance pattern of mycosporine-like amino acids analogs synthesized in an environmentally friendly manner.」
J Biochem Mol Toxicol. 2013 Jun;27(6):305-12. doi: 10.1002/jbt.21489. Epub 2013 May 3.」

PMID :23649591

DPPHラジカル捕捉特性およびスーパーオキシドラジカル捕捉特性分析を用い、抗酸化活性を評価した。9つの化合物の内、8つはスーパーオキシドラジカルに対して良好な活性を示した。

(PubMedより引用)

学会・論文

マイコスポリン様アミノ酸はp38/MSK1/CREB/cFos/AP-1シグナル経路の活性化でヒアルロン酸分泌を促進する

芋川玄爾(国立大学法人宇都宮大学バイオサイエンス教育研究センター)
寺澤周子(国立大学法人宇都宮大学バイオサイエンス教育研究センター)
中野昌彦(株式会社ドクターズチョイス)
山本明男(株式会社ドクターズチョイス)


「顔面シワたるみの改善剤として期待されているマイコスポリン様アミノ酸のヒアルロン酸分泌亢進効果とその細胞生物学的メカニズム」 

芋川玄爾
国立大学法人宇都宮大学バイオサイエンス教育研究センター
特任教授 医学博士


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